下記研修会を公開で行います。会員でなくても興味のある方はご参加下さい。
講師:柵木寿男先生
題目:「MI・審美接着の三位一体」
日時:平成19年7月25日(水)午後7時~9時
場所:新宿区歯科医師会館
「MI・審美接着の三位一体」
「MI:Minimal Intervention」今や歯科界すべてに広がる大命題といえるでしょう。しかし、G.V.Blackが提唱した窩洞の具備条件には「咬頭隆線保存」という項目があり、可及的に歯質を保存しようという概念は何ら目新しいものではなかったはずなのです。なぜ今「MI」が注目されているのでしょうか?
一方、患者さんは機能回復のみではなく、「きれいな口元」をも希望して来院するのは当たり前のことかと思います。このような意識をとらえつつ、どのように「審美」治療を行っていくべきなのでしょうか? そして、この「MI」「審美」を結び付けるのが、もうひとつのキーワードである「接着」です。歯質接着によって修復を行う、これは今や当たり前ではあるのですが、レジン系接着システムに代表される歯科材料の進化は留まるところを知りません。材料や術式の技術革新に追随していくばかりでなく、経済状況の変化などをも考慮しながら相対していくことが、私共歯科医療人に要求されているといえるでしょう。このように不可分であり、三位一体となっている「MI」「審美」「接着」についてお話していきたいと思っております。
<略歴> 柵木 寿男(ませき としお)
- 平成元年(1989)年3月:日本歯科大学歯学部 卒業
- 平成5年(1993)年3月:日本歯科大学大学院歯学研究科歯科保存修復学博士(歯学)
- 平成8年(1996)年4月:日本歯科大学歯学部歯科保存学教室第2講座 助手
- 平成12年(2000)年4月:日本歯科大学歯学部歯科保存学教室第2講座 講師
- 平成17年(2005)年4月~現在:日本歯科大学東京短期大学歯科技工学科 助教授現職)
日本歯科大学附属病院総合診療科 併任 - 平成17年(2005)年5月~現在 日本歯科大学東京短期大学 教務課長 併任